地方都市に点在する、カインズホームなどのホームセンターの中にも一般薬品を取り扱う店舗があります。そこでは当然ながら登録販売者が働くことが可能です。
ホームセンターの求人も各求人サイトに掲載されていますが、各ホームセンターのHPに掲載されている求人情報からも問い合わせが可能です。
採用後は、スーパーなどと同様に店舗内の医薬品売り場に配属されますが、一般商品の取扱いをする場合もあります。
ホームセンターでの医薬品販売では、販売ノルマがないところが多いのがメリットと言えるでしょう。ドラッグストアの中には自社商品などの販売ノルマが設定されているケースがあるため、業務上の負担が少なくなると言えます。
またホームセンターは自家用車での通勤を希望される方にもおすすめでしょう。多くのホームセンターは、駐車場を抱え、幹線道路沿いなど車で行きやすいところにあります。
転勤が少ないのもポイントです。自宅から通える範囲でのエリア内転勤がある場合もありますが、引越しを伴うような転勤はないところもあります。
土日に来客数がかなり増えるため、土日の休みがとりにくいところがデメリットと言えるでしょう。
またホームセンター内の医薬品売り場は非常に限定されているため、窓口に立つ人数が少なかったり、医薬品の販売以外の業務も行わなければいけなかったりする場合があります。医薬品に関わりたいと思って登録販売者の資格をとった方からすると、少しイメージと異なる場合があるかもしれません。
キャリアアップの難しさもあります。店舗全般の運営に関わる機会を得られればよいですが、医薬品という限られた持ち場ですと、早い段階ではそう簡単にキャリアアップの機会が得られないと思っていた方がよさそうです。
登録販売者のいるホームセンターの一部をご紹介します。
全国に200店舗以上(2019年時点)を抱える大手のホームセンターです。登録販売者だけでなく薬剤師なども抱えており、医薬品販売コーナーも充実。専任社員・パートと働き方も選ぶことができます。
入社後は研修やサポートを受けながら、登録販売者としての資格を活かすことが可能です。
大阪を本社に据え、全国300店舗以上を展開するコーナン。店舗数は2009年からの10年間で右肩上がりに増えてきています。
登録販売者の採用に関しては、2年以上の実務が求められることも多いですが、コーナンでは未経験者の募集もあるようです。
募集要項に関しては、昇給・賞与についても触れられており、頑張った人に待遇が与えられるようにしているそうです。キャリアアップが狙えるだけでなく、自分の都合にあわせたシフト組みなどもできます。