登録販売者の資格取得のための学習方法は、大きく分けて、講座(通信講座)を利用する方法と、独学で学ぶ方法があります。こちらのページでは、独学で効率よく学べるポイントをまとめてみました。
試験の内容を把握するのは基本中の基本。登録販売者の試験にはどのような内容が出題されるのか、そのジャンルや割り当てられる時間などを把握しましょう。
登録販売者の試験は下記のように5つのジャンルで計120問、240分の試験時間が設けられています。
試験時間は240分、4時間に及ぶ長丁場のために午前と午後に分けて試験を実施されます。どの科目が午前で、どの科目が午後になるのかは都道府県によって異なります。
登録販売者の試験の合格ラインは全出題の70%以上の正解です。
さらに、試験科目ごとにも足切りラインがあり、各科目で最低でも35%、または40%(都道府県で異なる)のラインを越えなくてはいけません。
5つの科目の中で得意・不得意が出てくると思いますが、各都道府県ごとの最低ラインなどをきちんとチェックして対策を考えましょう。
登録販売者の過去問題の傾向やテキストは、毎年新しいものが刊行されています。法律関連の部分は改定されることも多く、最新の情報をチェックすることが大切です。
毎年3月下旬から4月上旬に、「試験問題作成に関する手引き」で改定部分があるのか分かります。もし改定される場合は、テキスト最新版は5~6月頃に販売されます。改定がない場合は、現時点で発売しているテキストでも大丈夫です。
教本や過去問題をまとめたものは、版元によって十数種類あります。実際に手に取り、内容を確認して決めましょう。人によって異なるとは思いますが、頭に入りやすいタイプとしては、図解や表があるものや、カラー印刷のものです。キャラクターが補足説明してくれるものも見やすいです。
通勤移動中に勉強したいのであれば、持ち運びしやすいサイズのものがあってもいいでしょう。
独自学習には強制力がありません。あらかじめ、自分なりの学習スケジュールを組んでおくことた大切です。
例えば、この2週間でここまで進んでおく、この1カ月にこの科目の問題はクリアにしておく、などです。
登録販売者の試験は年に1回、都道府県別に8月から12月にかけて実施されます。まずは例年の試験日を確認。そして人によって異なるとは思いますが、合格へのモチベーションと集中力を考慮すると、試験日から3~4カ月前に遡って学習始めるのがおすすめです。
自分なりに集中できる勉強時間を確保して、1ヶ月後、2カ月後にどこまで学習を進めるのかをイメージすることが試験合格へとつながります。
登録販売者の試験は、暗記をすれば合格するものです。しかし、全ての内容を丸々暗記するのはやはり難しいです。
大切なのは、要点や詳細をおさえながら学ぶこと。テキストで大まかな内容を把握したら、過去問題をどんどん解いていきましょう!解いて間違った箇所を頭に入れていくほうが効率的です。
下記のようにテキストと過去問題での学習を繰り返すことで、自然に知識が定着するし、出題問題の傾向もつかめてきます。
登録販売者の試験は、超難関ではないという話を聞くものの、その合格率は約40%です。10人受検したら、6人不合格になる試験が簡単なはずはありません。
独学で合格した人達はどのように学習したのか、どんなテキストを使ったのか?そういった内容のブログを配信している方は多くいます。そのような人たちの情報から、自分に合う学習方法を見つけるのもひとつの方法です。